老後資金の必要額はいくら?簡単シミュレーション
2018/02/03
目次
老後資金の必要額はいくら?
老後破産しないために老後の必要資金はいったいいくら必要なのか・・・。
様々なサイトや書籍で「老後資金は3000万円必要」とか「老後資金は3000万円あっても老後破産する」とか書いてあります。
老後の生活資金は多くの人は年金と足りない分は貯蓄を切り崩して生活することになります。
老後の必要資金はいったいいくら必要なのか・・・それは自分が何歳まで生きるかによるでしょう。
また、独身なのか、夫婦なのか家族構成にもよります。
もらえる年金支給額にもよりますし、年金が国民年金だけなのか、厚生年金や企業年金も受け取れるにかにもよるでしょう。
このように、正確なことはわかりませんが、何もしないでは不安なので、簡単な老後必要資金のシミュレーションをしてイメージをつかんでみましょう。
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老後資金シミュレーション、50代アラフィフは生活費いくら必要?
老後必要資金シミュレーション
老後に必要な生活資金を簡単に計算(シミュレーション)してみましょう。
先ほど申し上げたように、様々なケースがありますから、モデルケースを設定して考えてみます。
厚生労働省が平成25年1月25日発表した報道資料にモデルケースがありました。
この場合、夫婦2人の設定です。
公的年金支給金額
まず、公的年金はいくらもらえるのか
厚生労働省のモデルケースの場合、夫が平均的収入(平均標準報酬36.0万円)で40年間就業し、妻がその期間全て専業主婦であった世帯という設定です。
この場合、国民年金+厚生年金という設定で、平成25年(2013年)4月~9月で月額230,940円(内国民年金額65,541円)です。
約23万円としましょう。
老後の生活資金必要額
総務省統計局家計調査によると、平成26年(2014年)の高齢者世帯(夫65歳以上,妻60歳以上無職世帯)の平均生活費支出額は、平均で月額268,907円となっています。
約27万円とします。
老後資金必要額は?
このケースでいきますと、
23万円(公的年金支給月額)-27万円(生活費支出月額)= -4万円
老後は年金で生活費を出そうと思っても4万円マイナスになるということになります。
厚生労働省が2015年7月30日発表した「平成26年簡易生命表の概況」によると、2014年における日本の平均寿命は、男性が80.50歳、女性が86.83歳ということです。
60歳で夫が定年して65歳まで5年間無収入だとすると
27万円x12ヶ月x5年=1,620万円
仮に65歳から年金が支給されてとして、85歳まで20年間生きるとすると
4万円(23万円-27万円)x12ヶ月x20年=960万円
1,620万円+960万円=2,580万円
85歳まで生きるとすると、2,580万円必要ということになります。
90歳まで生きるとすると2,820万円でおよそ3,000万円必要という計算になります。
2,500万円から3,000万円の資金をどうやって用意するのか?
退職金が3,000万円出ればいいでしょうけど、そんな人は一部の人でしょう。
まあ、貯金が十分にある人はなんとかなるかもわかりませんが。
さらに住宅ローンが残っていたり、住宅のリフォーム費用、医療や介護費用、趣味・レジャー・子供の結婚資金・車買い替え資金などは計算していませんからまったく足りなくなります。
このシミュレーションのとおりなら貯金もなく退職金も少ないなら、老後破産する可能性は高いことになりますね。
老後破産しないために老後資金の貯め方を考える
老後破産しないために老後資金を貯めるにはどうしたらいいのでしょう?
ここで、考えなくてはいけないポイントが一つ、60歳で夫が定年して65歳まで5年間無収入ということです。
それは、定年退職しても働くことが重要になってくるということです。
定年退職しても働くことができれば、上の計算の多くを占める1,620万円が減らせるわけですから。
65歳からしか年金が支給されない人が結構多い50代の人は、定年退職してもできるだけ働いて老後に必要なお金を貯蓄する必要があるようです。
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老後資金シミュレーション、50代アラフィフは生活費いくら必要?
↓おひとりさまの老後資金シミュレーションです
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