老後資金必要金額平均は？貯金（貯蓄 ）の平均金額は？

老後資金必要金額平均は？

老後資金を心配している人はたくさんいると思います。

老後の資金として必要額はどれくらなのか？というのはみなさん知りたいところですね。

実際に全国の人たちがどのように考えているのかの調査資料がありました。

フィデリティ退職・投資教育研究所が2014年4月に、会社員（正規雇用・非正規雇用）、公務員、自営業者を含む約3.2万人を対象に、アンケート調査を行いました。

アンケート調査は「退職後に必要となる公的年金以外の資金総額」について行われました。

すなわち老後資金の必要額ですね。

男性・女性、年代別で老後資金として必要額はどれくらいなのか、実際にどれくらい準備しているのかの回答です。

「必要額」は退職後に必要となる公的年金以外の資金総額の平均値、「準備額」は退職後の生活に向けて準備している金額の平均値です。

アンケート結果を抜粋したものは下記に示したとおりです。

年代	男性（万円）		女性（万円）
	必要額	準備額	必要額	準備額
20代	2747.3	335.0	2333.6	229.7
30代	3119.3	487.0	2742.3	376.4
40代	3308.3	686.8	2880.2	543.1
50代	3246.1	1039.2	2791.2	924.0

全体の平均としては、「必要額」は2952.8万円、「準備額」は598.7万円となったそうです。

「準備額」/「必要額」＝「準備率」＝20.3%で、ほとんどの人が「必要額」対して「準備額」が充分でない状態だそうです。

退職後生活準備金が0円という人も驚くことに44.8%もいたそうです。

なんだ、ほとんどの人が老後資金の準備ができていないからホッとした人は危険ですよ。

ホントは私も正直ホッとした部分はありましたが。。。（笑）

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老後資金シミュレーション、50代アラフィフは生活費いくら必要？

貯金（貯蓄 ）の平均金額は？

全国の人がどれくらいの金融資産を貯蓄しているのかも気になりましたので、調べてみました。

「平成 25 年 国民生活基礎調査の概況」

厚生労働省が2014年7月に調査した「平成 25 年 国民生活基礎調査の概況」に年代別平均貯蓄額が載っていました。

年代	貯蓄額（万円）
20代	160.1
30代	423.2
40代	707.6
50代	1034.7
60代	1399.3

フィデリティ退職・投資教育研究所の調査と多少の差異はありますが、調査対象もちがいますからね。

また、金融広報中央委員会（事務局：日本銀行サービス局）が2014年6月に行った「家計の金融行動に関する世論調査」の結果もありましたのでそれを掲載します。

「貯蓄」は預貯金以外も含む、金銭信託・貸付信託・生命保険・損害保険・個人年金保険・債券・株式・投信・財形貯蓄・その他「金融資産」として解釈しています。

２名以上の世帯と独身の世帯に分かれます。

「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（平成26年）」

全国 8,000世帯（世帯主が20歳以上でかつ世帯員が２名以上の世帯）
訪問と郵送の複合・選択式で回収率49.4％

世帯主の年齢	平均（万円）	中央値（万円）
20歳代	183	30
30歳代	415	130
40歳代	614	300
50歳代	1,124	408
60歳代	1,765	740
70歳以上	1,598	530
全世帯	1,182	400

「家計の金融行動に関する世論調査［単身世帯調査］（平成26年）」

全国2,500世帯（20歳以上70歳未満で、単身で世帯を構成する者）
インターネット調査

世帯主の年齢	平均（万円）	中央値（万円）
20歳代	147	10
30歳代	498	100
40歳代	657	100
50歳代	1,287	270
60歳代	1,601	575
全世帯	774	75

これらの調査からしても、老後資金を準備できる最後チャンスの50歳代でも1000万円そこそこの貯蓄ということになるようですね。

ただし、この平均値は金融資産を持っていない世帯も含んだ計算です。

金融資産を持っている世帯のみでは平均値は上がります。

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