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年金受給額平均はいくら?年金だけで生活できない?

      2018/02/01

目次

年金受給額平均はいくら?

老後に支給される年金(老齢年金)がいくらもらえるのか気になりますよね。

年金支給額は加入年数や年収など様々な条件によってちがいますが、とりあえず年金受給額の平均を調べてみました。

まず、年金加入者の職業によって大きく違います。

年金

年金

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第1号被保険者第2号被保険者第3号被保険者
20歳以上60歳未満の自営業者・学生・フリーター・無職の人厚生年金や共済年金に加入している65歳未満の人第2号被保険者に扶養されている配偶者で20歳以上60歳未満の人

上の表で第1号被保険者は自営業者・学生・フリーター・無職の人ですね。

第2号被保険者はサラリーマンや公務員の人です。

そして、第3号被保険者はサラリーマンや公務員の妻で専業主婦の人。

自営業者の妻で専業主婦の人は第1号被保険者になり、国民年金を収めていることになります。

第3号被保険者(サラリーマンや公務員の妻で専業主婦)は年金を一切収めなくても老後国民年金が受給できます。

じゃあいったい、第3号被保険者の年金は一体誰が負担しているかといえば、第2号被保険者が負担していることになります。

なんか不公平ですが、現在のしくみはそのようです。

それで、年金支給額は厚生労働省が平成25年に発表した資料によると下記のとおりです。

国民年金(第1号被保険者)月厚生年金(第2号被保険者)
54,622円/月148,409円/月

加入期間、年収、男女によって差があるようですが、あくまで平均です。

独身の年金受給額平均

独身で自営業者なら54,622円

サラリーマン・公務員なら148,409円 

夫婦の年金受給額平均

夫婦とも自営業者なら54,622円x2=109,244円

サラリーマン・公務員で妻が専業主婦なら148,409円+54,622円=203,031円

このようなことになるようです。

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年金だけで生活できない?

老後は年金だけで生活していけるのでしょうか?

総務省統計局が発表した「家計調査年報(家計収支編)平成26年(2014年)」という資料によると、高齢夫婦無職世帯の支出合計は独身で153,724円/月、夫婦で268,907円でした。

独身サラリーマン・公務員なら

148,409円(年金受給額)-153,724円(支出合計)= -5,315円

サラリーマン・公務員で妻が専業主婦の夫婦なら

203,031円(年金受給額)-268,907円(支出合計)= -65,876円

このマイナスになった部分を自己資金でまかなうことになります。

だたし、一部のサラリーマン・公務員には企業年金や共済年金という、いわゆる3階建ての年金がありますから、なんとかなるかもしれませんね。

しかし、老後ある程度ゆとりのある生活をしようと思うと生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(平成25年度)では平均35.4万円必要という結果だそうですから、とても良い生活とはいえませんね。

ところが自営業者となると大変です。

1人あたり54,622円ですから、国民年金だけでは生活できないでしょう。

何も対策をしなければ、独身であろうと夫婦であろうとゆとりはおろか過酷な老後が待っていそうです。

自営業者は特に老後対策を早いうちにしないと大変ですね。

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