50代アラフィフから考えるゆとりある老後の資金戦略

50代アラフィフが楽しい老後の生活を送るために、老後の資金計画や資金づくり、健康・趣味・楽しみ方などの情報をお届けします

*

iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入率はどれくらい?年代別にはどのくらい?

      2018/03/20

目次

先回の記事で、iDeCoの加入者数が増加していることを書いたんですが、実際に加入資格のある人でどれくらいの人がiDeCoを利用しているのか知りたくなったので調べてみました。

↓先回の記事

iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入資格拡大で加入者数の状況は?掛け金の平均は?

Sponsored Link

iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入率はどれくらい?

iDeCoの加入率はどれくらいなのか?

まずは日本の人口割合から割り出してみました。

日本の人口割合

年齢人口(万人)割合男(万人)女(万人)
0~4歳4943.9%253241
5~95274.2%270257
10~145464.3%280267
15~196024.7%309293
20~246214.9%319301
25~296305.0%323308
30~347165.6%364352
35~397936.3%402391
40~449517.5%482470
45~499407.4%475465
50~548076.4%406402
55~597566.0%377379
60~647886.2%388400
65~691,0077.9%487520
70~747596.0%355404
75~796695.3%299370
80~845264.1%214312
85~893362.7%116220
90~941571.2%41115
95~99410.3%733
100歳以上70.1%16
総人口12,675100%6,1676,508

iDeCoの加入者数は、2017年6月の時点で、549,943人なので日本の総人口12,675万人に対する割合は約4.3%です。

ただし、iDeCoの加入資格は日本にっ居住している20歳から60歳の人というのが条件ですから、20歳から60歳の人の人口に対する割合のほうが妥当かもわかりません。

20歳から60歳の人の人口はデータが無いので、20歳から59歳の人の人口でみてみます。

20歳から59歳の人の人口が6,214万人ですから、

549,943人÷6,214万人≒8.8%

iDeCoの加入資格のある20歳から60歳の人のうち約8.8%が加入していることになります。

わりと少ない感じですね。

ただし、iDeCoは60歳からは運用指図者として70歳まで運用可能ですので、20歳から69歳の人の人口でみてみると、

549,943人÷8,009万人≒6.8%

20歳から70歳の人のうち約6.8%が加入していますが、かなり少ないですね。

Sponsored Link

iDeCo(個人型確定拠出年金)は年代別にはどのくらい利用されている?

iDeCoは年代別にはどのくらい利用されているのか調べたくなったので資料を探してみました。

2017年4月に明治安田生命が「家計」に関するアンケート調査が参考になりますので抜粋します。

この調査はインターネットで、全国の20~79歳の既婚男女に「家計」に関するアンケート調査を実施し、1,618人から回答を得ています。

その中で、貯蓄の方法について回答されてものがありましたので掲載しますね。

貯蓄の方法

単位%銀行預金・ 貯金株式投資個人年金保 険終身保険投資信託財形貯蓄タンス預金債権投資社内預金個人型確定 拠出年金 (iDeCo) 不動産投資その他
全体96.322.521.217.715.111.210.75.14.842.10.8
20代94.29.915.214.35.815.211.23.15.83.12.20.9
30代95.113.315.114.29.310.713.31.37.17.63.10.4
40代97.717.323.812.612.115.912.61.95.15.10.90.9
50代96.222.530.520.714.614.69.92.89.44.21.40.5
60代9927.42622.121.67.210.67.71.41.42.91
70代96.144.217.722.127.33.96.513.4-02.22.21.3

これによると、貯蓄の方法で一番多いのは、どの年代も90%以上で断トツで「銀行預金・貯金」でした。

iDeCoは全体で4%、20代が3.1%、30代が7.6%、40代が5.1%、60代が1.4%、70代が2.2%です。

30代の人がiDeCo利用割合が一番高く、40代→50代と下っていきます。

iDeCoは若い年齢から始めるほど貯蓄効果や節税効果は高くなりますからね。

ただ60歳まで引き出すことができないから、20代だと躊躇するんですかね。

ちょっとおもしろいのが、株式投資をする人の割合が年齢が高くなるほど上がっていってますね。

やはり、老後が近づいたり、年金生活に入って収入が減ると、不安なので投資を始めるんでしょうね。

ideco加入者数年齢別割合

また、節税を意識している人の中で、節税対策をどのようにしているかも調査しています。

節税意識と節税方法

節税意識を持っている人、「節税対策をしている」と回答した人は26.7%と、約4人に1人という結果になりました。

その中でどのような節税対策をしているか聞いたところの回答が以下のとおりです。

単位%ふるさと納税
を活用してい
保険商品を
活用している
少額投資非
課税制度
(NISA)を活
用している
特定支出控
除を活用して
いる
寄付等を行
なっている
専門家に相
談している
個人型確定
拠出年金
(iDeCo)を活
用している
その他
全体32.629.925.514.6139.76.79.7

一番人気はふるさと納税で32.6%、その次が保険商品で29.9%、その次が少額投資非課税制度(NISA)で25.5%となっています。

iDeCoは6.7%の人しか活用していません。

やはり、少ないですね。

iDeCoは節税にも貯蓄にも有利ですけど、まだまだ知っている人が少ないのかもしれませんね。

↓関連記事

iDeCo(確定拠出年金)控除で節税シミュレーション計算!国民年金基金・付加年金・小規模企業共済も

iDeCoとNISA・積立NISA両方の違いを比較表に!どっちをどう使い分ける?

iDeCo(個人型確定拠出年金)で投資信託はおすすめかも?

NISAとは?わかりやすいメリットとデメリットの解説をすると

iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入資格拡大で加入者数の状況は?掛け金の平均は?

個人型確定拠出年金(iDeCo)とは?節税もできておすすめ、メリット・デメリットは?

個人年金保険と個人型確定拠出年金の違いを比較一覧表にしてみた

iDeCo(個人型確定拠出年金)や投資信託は50代からでも勉強してやるべきかもしれない

iDeCo(個人型確定拠出年金)の手数料を比較して金融機関別一覧表にしてみた

 - 年金以外の収入, 投資, 節約, 老後貯蓄 , , ,

Translate »