高齢者や独身に生命保険は必要なのか不必要なのか?
2017/11/23
目次
高齢者に生命保険は必要か?
高齢者とは、何歳からのことをいうのでしょうか?
日本の統計調査では65歳以上となっているようです。
高齢者になると、家族の為の保障は、ほとんどいらなくなります。
なぜなら、一般的に子供が独立していたり、子供の生活費用や教育費用が必要なくなるからです。
また、公的年金を受給するようになると、ある程度の収入になりますので、働けなくなった場合の保障も必要なくなります。
ですから、高齢者にとって生命保険に加入する重要性はさほど大きくなくなるのではないでしょうか。
以前にも申し上げましたが、残された家族が生活に困らないための死亡保障ですから、奥さんだけで年金をもらっているなら基本的に死亡保障は必要ないといえるでしょう。
遺族年金もありますしね。
たとえば、夫婦で厚生年金に加入していて、夫が死亡したとすると、妻自身の老齢基礎年金(国民年金から)は全額支給されます。
厚生年金からは
①妻自身の老齢厚生年金
②夫の遺族厚生年金
③妻自身の老齢厚生年金の1/2と夫の遺族厚生年金の2/3
②と③の金額の多い方の年金額から①の妻自身の老齢厚生年金金額を差し引きます。
差額が生じたときは、その差額分を遺族厚生年金として支給されます。
かえって病気に備えて医療保障をかけるなりしたほうがいいでしょう。
Sponsored Link独身者に生命保険は必要か?
独身者も基本的に高齢者と同じと考えていいでしょう。
残された家族が生活に困らないための死亡保障ですから、養わなければならない人がいなければ、死亡保障は必要なさそうです。
やはり、病気の時に備える医療保障を考えたほうがいいかもわかりません。
平均余命と平均寿命
生命保険の保障額を考える上で、その人があと何年生きられるかということは大きなポイントになるでしょう。
そこで、そんなことがわかる資料はないかと探したところ参考になるものが見つかりました。
厚生労働省の発表する「平成26年簡易生命表」から男女それぞれの平均余命の一覧表です。
平均余命とは、その年齢の人が平均してあと何年生きるかという期待値のことです。
ちなみに平均寿命とは、0歳の平均余命です。
「平成26年簡易生命表」による平均寿命は男性が80.50歳、女性が86.83歳となっています。
人の残りの人生を計算する時には平均余命を参考にします。
年齢(年) | 男性 | 女性 |
平均余命 (年) | 平均余命 (年) | |
65 | 19.29 | 24.18 |
66 | 18.51 | 23.30 |
67 | 17.74 | 22.42 |
68 | 16.98 | 21.54 |
69 | 16.23 | 20.67 |
70 | 15.49 | 19.81 |
71 | 14.76 | 18.95 |
72 | 14.04 | 18.10 |
73 | 13.33 | 17.25 |
74 | 12.63 | 16.42 |
75 | 11.94 | 15.60 |
76 | 11.27 | 14.79 |
77 | 10.62 | 13.99 |
78 | 9.99 | 13.21 |
79 | 9.37 | 12.45 |
80 | 8.79 | 11.71 |
81 | 8.22 | 10.99 |
82 | 7.69 | 10.29 |
83 | 7.18 | 9.62 |
84 | 6.70 | 8.97 |
85 | 6.24 | 8.35 |
86 | 5.82 | 7.75 |
87 | 5.41 | 7.18 |
88 | 5.03 | 6.64 |
89 | 4.68 | 6.13 |
90 | 4.35 | 5.66 |
65歳の男性の平均余命は19.29年です。
86歳くらいくらいまで生きるとすると、約20年間年金をもらいながら生活することになります。
65歳女性の平均余命は24.18歳です。
24年も生きられるんですね。女性は強し!
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