賃料返済型リバースモーゲージは住み替えや空き家対策にいいかも

2017/06/25

リバースモーゲージとは？

リバースモーゲージが徐々に注目されてきているようです。

リバースモーゲージとは、持ち家を担保に融資を受け、持ち主が死亡後にその持ち家を売却するなどして一括で返済するのが一般的です。

リバースモーゲージを利用して融資を受けた資金は、旅行や趣味など老後生活を楽しんだり、老人ホームの入居費用や、介護費用に充当したりと、さまざまな用途に使えるところがメリットです。

しかし、持ち主が死亡後にその持ち家を売却してしまうので、子供に財産が残りませんから、子供が反対して頓挫してしまうということも少なくないようです。

ところが、近年家を売却しなくても融資が受けられるリバースモーゲージも登場しています。

それは「賃料返済型リバースモーゲージ」です。

賃料返済型リバースモーゲージとは一般的なリバースモーゲージどうちがうのでしょうか？

一般的なリバースモーゲージは自宅を担保にして融資を受けます。

つまり、自宅の資産価値に対しての融資ということです。

この場合、融資後に不動産価格の下落や金利の上昇があったり、予想以上に融資期間が長期化したり早めに契約が終了してしまうリスクもあります。

リバースモーゲージ

出典：http://honkidesaimuseiri.com/tab-nayami/nayami08.php

賃料返済型リバースモーゲージは自宅を人に貸し出した際得られる賃料を担保にして融資を受けます。

この場合は自宅を人に貸し出すため、住み替えの必要が出てきます。

移住・住み替え支援機構（JTI）の「マイホーム借上げ制度」を利用し、提携した金融機関が得られる賃料に対して融資を行うという仕組みになっています。

マイホーム借上げ制度では毎月の賃料しか入りませんから、まとまった資金が必要な場合は賃料を担保にして融資を受けるというイメージですね。

↓マイホーム借上げ制度について

賃料返済型リバースモーゲージ

出典：http://financial-field.com/loan/2017/04/25/entry-2284

入居者探しや賃貸管理などはJTIがやってくれますので、煩わしくないでし、空室時保証賃料が設定されているので安心です。

移住や老人ホームに入居するなどのタイミングで利用するといいかもわかりません。

賃料返済型リバースモーゲージのメリットとデメリットについてまとめてみました。

賃料返済型リバースモーゲージのメリット

また、親が生きている間にその持ち家を賃貸住宅にしておくと、相続時の評価額は減少するため、子供の相続対策としても役に立つというメリットもあります。

ただし、下記のようなデメリットもあります。

賃料返済型リバースモーゲージのデメリット

賃料返済型リバースモーゲージ利用住宅条件

出典：https://www.jt-i.jp/fixedamount-guarantee/

取扱金融機関は下記のとおりです。

参考までに取扱金融機関の一覧です。

JTI提携金融機関	商品名
埼玉りそな銀行	「ゆとりのセカンドライフローン（自宅活用型）」
十六銀行	リバースモーゲージローン移住希望者支援ローン空き家対策ローン
常陽銀行	リバースモーゲージローン「住活スタイル」
スルガ銀行	移住・住みかえ支援機構＜ＪＴＩ＞フリーローン
第四銀行	「住まいの架け橋」
大正銀行	大正ご自宅活用型ローン「ゆったり老後」
中国銀行	ちゅうぎん空き家活用型リバースモーゲージローン
八十二銀行
北陸銀行	シニアライフ充実ローン
北海道銀行	道銀移住・定住促進住宅ローン道銀賃貸活用型リフォームローン道銀活用型リバースモーゲージローン

まだまだ、全国的に普及はしていないようですね。

老人ホームに入るためにまとまったお金が必要な場合は利用するといいでしょうね。

不謹慎な話で恐縮ですが、親が倒れて長期入院や介護施設に入らなければいけないなど空き家状態になるときなどに、検討してみるのもいいかもわかりません。

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