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何歳まで働くべきか?健康寿命を延ばすためには仕事がいいかも?

   

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年金の支給開始年齢が将来的に延ばされそう。。。

ここまでがんばって働いてきたのに、いったい何歳まで働いたらいいの?

そんな気分でいる人も結構みえるでしょう。

私もその一人でした。

そんなふうに考える人に、今回は最近読んだちょっとおもしろい本をご紹介しますね。

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何歳まで働くべきか?

我が国は少子高齢化が進行し、高齢化率は26.7%で4人に1人が高齢者という超高齢化社会であることは多くの人が認識しているでしょう。

15歳から64歳の生産年齢人口と65歳以上の高齢者の比率は、おおよそ2:1です。

このまま進むと2050年には、1.33:1になり、おおよそ1人の働き手で1人の高齢者を支えることになっていきます。

年金や医療、介護にかかる、いわゆる社会保障給付費も2014年の段階でGDPの23.87%(GNPの31.09%)となり、増加の一途をたどっています。

社会保障給付費の推移

社会保障給付費の推移

この状態では年金制度の存続すら危ぶまれる昨今、安倍内閣が「1億総活躍時代」を提唱し、高齢者の定義を見直し、年金支給開始年齢の引き上げの方向へ動き出しています。

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50代になって、「もうすぐ年金をもらってゆっくりできるかもしれない」なんて思っていたら、もう少し先延ばしになりそうで、なんだか損した気分がしています。

ところが、世の中の流れもさることながら、最近読んだ本によって少し考え方を変えてみようかとも思いました。

↓それは「何歳まで働くべきか? (ジェロントロジー・ライブラリー―高齢期の就業と健康)」(東京都健康長寿医療センター研究所 藤原佳典、小池高史著)という本です。

何歳まで働くべきか? (ジェロントロジー・ライブラリー―高齢期の就業と健康)

様々な調査データから、高齢者の就業と健康について論じています。

↓目次はざっとこんな感じです。

第1章 仕事がくれる、健康パワー
働く楽しみが「要介護」へのブレーキに
年齢とともに、活躍の舞台を変えよう!
働き続けることが社会を助ける

第2章 こうすれば上手くいく―働き続ける知恵と工夫
被災地域で始まった健康農業活動に学ぶ
秘訣は、就業ニーズと働く場所のマッチング
介護予防になる生きがい就業のかたち

第3章 最新のホットなテーマと研究事例
働いていたほうが健康に良く、長生きしやすい
「フルタイム」でも、「パートタイム」でもいい
求職高齢者の仕事探しと認知機能の関連

高齢者が働くことと健康について、様々な社会データを元にまとめられた報告書の集積という感じですが、データを元にしている分説得力がありました。

その中で、特に気になったデータを抜粋してご紹介しますね。

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健康寿命を延ばすためには仕事がいいかも?

それは、高齢者の就業状況と医療介護費についての調査結果です。

高齢者の1週間の労働時間と医療・介護費

この調査は首都圏の某市に暮らす高齢者を対象に、2008年から2009年にかけて行ったもので、データの分析対象者は1670人です。

1週間の労働時間を、35時間以上、35時間未満、無就業に分けて、それぞれ医療費と介護費について調査して平均金額を出したものが下の表です。

1週間の労働時間 35時間以上 35時間未満 無就業
入院医療費 284,302 326,166 481,325
外来医療費 552,407 745,294 1,079,612
在宅介護費 0 14,895 170,643
施設介護費 0 4,733 47,631
合計 (円) 836,709 1,091,088 1,779,211

↓表だとわかりにくいのでグラフにしてみました。

高齢者の1週間の労働時間と医療・介護費

高齢者の1週間の労働時間と医療・介護費

 

結果から言えば、35時間以上働いている人が、医療費も介護費も一番安く健康だということですね。

働いていない人(無就業)は、35時間以上働いている人のざっと倍の医療費がかかっています。

これを見ると歴然ですね。

ただ逆説的に見れば、健康でないから無就業なんだろうという見方もできますが、健康な人に絞っての調査も行っています。

結果は、35時間以上 67万6,706円、35時間未満  106万3,843円、無就業 129万7,483円で、医療費も介護費も35時間以上働いている人が無就業の人の約半分で済んでいます。

やはり、働いたほうが健康でいられそうですね。

 

働いていれば頭も身体も使いますし、当たり前といえば当たり前の感じもしますが、やはりデータは説得力ありますね。

日本人の平均寿命は世界でトップクラスです。

平均寿命と健康寿命の差

しかし、老後を楽しく過ごすためには、できるだけ介護に依存しない期間である健康寿命を延ばしたほうがいいでしょう。

働くことは、頭や身体を使うだけでなく、役割を通じたお役立ち感や達成感を得られ、生きがいを感じるなどの精神的なメリットも認知症などを遠ざけ、健康寿命に大きく寄与することになるでしょう。

年金をもらわずに、定年退職後も働くことはなんとなく損な感じもしますが、健康にもいいなら働くのもいいかもわかりませんね。

働けるだけ働いたほうが老後資金も貯まっていいでしょうね。

何歳まで働くべきか?「働けるうちは何歳でも!」と私は考えるようになりました。

↓こんな本もありました(そのうち読んでみようと思います)

ジェネレーションフリーの社会 日本人は何歳まで働くべきか

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