老後の楽しい過ごし方に必要な三種の神器とは?
2020/01/12
目次
老後の楽しい過ごし方
「老後」というとだいたいは定年退職した後のことを指すと思いますが、50代ともなれば、そろそろどんな老後を過ごすのかが気になりだしますよね。
定年後20年くらいあるであろう老後ですが、どうせなら楽しく過ごしたいものです。
老後を楽しく過ごすために必要なものは一体何なのか?
とても興味があります。
そこで老後の楽しい過ごし方について、参考になると思えるデータをご紹介しますね。
それは、博報堂生活総合研究所が2011年3月に発表した、生活者が暮らしの中のどのようなことに 楽しみを見いだしているのかを把握する「生活を楽しむ調査」という調査結果です。
この調査は日本全国の15〜69歳の男女553名を対象に、「生活を楽しむために必要なもの」をについてアンケート調査を実施したものです。
質問は「あなたご自身が生活を楽しむために必要だと感じるものは何ですか。3つお答えください。また、なぜそれが必要だと感じたのか、その理由もご説明ください。」で、1人3つずつ自由回答形式での回答です。
以下はこの質問に集まった1,659の生声を16のカテゴリーに分類し、分析したものです。
「生活を楽しむために必要なもの」ランキング
出典:http://seikatsusoken.jp/report/3240/
「生活を楽しむために必要なもの」ランキングでベスト3は、1位「家族や友人、他者との関係」、2位「お金、経済力」、3位「時間のゆとり」という結果になりました。
このベストベスト3のことを博報堂は「生活を楽しむための三種の神器」としています。
Sponsored Link年代別の結果もあって、興味深いのは年代ごとにランキングに変化があることです。
40代、50代、60代の結果を抜粋して以下にご紹介しますね。
40代は1位「家族や友人、他者との関係」、2位「お金、経済力」、3位「時間のゆとり」となって、全体の結果とほぼ同じになりました。
ところが、50代になると、1位「お金、経済力」、2位「家族や友人、他者との関係」、3位「時間のゆとり」となり、「お金、経済力」が「家族や友人、他社との関係」を逆転しています。
そして、4位に「健康」が上がってきています。
そして、60代は1位「お金、経済力」、2位「健康」、3位「家族や友人、他者との関係」となり「時間のゆとり」は4位になります。
この結果から見えてくるのは、50代になるとやはり、老後の資金のことや、自分がいつまで働けるか、いつまで健康でいろいろなことを楽しむことができるのかという意識が働いてきていると思います。
そして、60代ともなると、体のいろいろなところに衰えが出るので、健康に対する意識が更に高くなるということでしょう。
60代で「時間のゆとり」が4位に落ちるのは、定年退職したり、嘱託などで再就職しても、50代ほど激務ではなくなる傾向があるからでしょう。
老後の楽しい過ごし方に必要な三種の神器
このアンケートは高齢者だけでなく15〜69歳の人に対して、「生活を楽しむために必要なもの」について調査したものですが、60代の結果のように「お金、経済力」、「健康」、「家族や友人、他者との関係」は老後の楽しい過ごし方に必要な三種の神器ともいえるでしょう。
「時間のゆとり」は定年退職すれば否が応でもできるでしょう。
「家族や友人、他者との関係」がなくて、たった一人で生きていても楽しいことは少ないでしょうし、何をするにも「お金、経済力」は必要ですし、「健康」でなければ楽しみは半減するでしょうからね。
そして、1位「お金、経済力」、2位「健康」があるなら、仕事をして働くこともできお金も稼げますし、趣味や旅行も楽しめすし、その中で「家族や友人、他者との関係」もついてくることになるでしょうね。
しかし、「健康」でなければ働いて稼ぐこともできませんし、医療費などでお金も必要になってきます。
やはり、一番重要なのは「健康」になるでしょうね。
老後に楽しい生活をおくるためには普段から「健康」を意識しないといけないですね。
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