老後破産する人しない人の特徴とは?老後破産予備軍とは?
2015/11/10
目次
老後破産する人しない人の特徴とは?
老後破産する人と老後破産しない人とはどんなちがいがあるのでしょうか?
おおまかに考えれば、老後資金の蓄えが十分にある人は老後破産しないでしょうし、蓄えが少ない人は老後破産しやすいでしょう。
また、十分な蓄えがあっても、病気がちの人は医療費や介護費用もかかりますから老後破産しやすいですし、健康な人は老後破産しにくいでしょう。
浪費家の人は老後破産しやすいし、節約家の人は老後破産しにくいでしょう。
最近読んだ「老後に破産する人、しない人」(著者:中村宏 中経出版)という本があるのですが、その中には老後破産する人しない人の分かれ目は30代から50代になるべくしてなる選択をしていると書いてありました。
なるほど、30代から50代である程度傾向が出てくるというわけですね。
その30代から50代の人で老後破産に陥りやすい人を老後破産予備軍と呼んで、その特徴が書いてありましたので、ご紹介しますね。
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老後破産予備軍とは
「老後に破産する人、しない人」によると老後破産予備軍とは・・・
①退職金や企業年金のない会社で、定年時に住宅ローンが残る人
大企業以外の中小零細企業に勤務する人や、自営業者の人は、退職金や企業年金のないこともあり、老後の準備資金を計画していないと老後破産に陥りやすいそうです。
そのような状態で、住宅ローンなどの借金が定年後も残る場合は少ない年金の中から返済しなければならないので危ない。
②賃貸住宅で暮らしているのに、貯蓄がない人
賃貸住宅は住んでいる限り、ずう~っと家賃を払わなければいけませんから、住宅ローンより大変かもしれません。
マイホームを買わなかった分だけ貯蓄があればいいですが、ない場合は年金から支払うことになり老後破産に陥りやすいというわけです。
③晩婚で子どもができたのが遅い人
晩婚で子供が生まれたのが遅い人は、定年後も大学に通わせるなど教育費が重くのしかかることがあります。
④背伸びをして高い住宅を購入してしまった人
見栄をはって、自分の年収に不相応な住宅を買ってしまった人も、貯蓄する余裕もなく定年後も長期のローンが続くので、老後破産に陥りやすいそうです。
⑤万ーが不安で生命保険に加入しすぎている人
もしものことがあったら心配と生命保険に入りすぎてしまっている人は、保険の支払いが多すぎて老後のじゅうぶんな貯蓄ができずに危険です。
⑥世帯収入が平均的なのに、子供を中学から私立に通わせる人
私立の中学や高校は、効率の3倍くらいの教育費がかかります。
子供の教育ばかりにお金をかけて、自分たちの老後準備資金が貯まっていないと大変です。
子供が援助してくれればいいのですが。
⑦リタイア後に生活費の削減ができない人
退職後収入が減ってもそれまでの生活レベルを落とさないでいれば、いずれは老後破産になりかねません。
しかし、これは誰にでもなりうる可能性がありますね。
かなり大変だとは思いますが、意識改革は必要ですね。
⑧定年を機に独立したものの、収入のメドが立たない人
定年を機に、独立をしてみたものの、十分な売上が立たない場合、ズルズル続けていると、老後資金を取り崩す事になります。
撤退するときの基準を設けていればいいのですが、長年の夢だったことをなかなか諦めずにいると老後破産になりかねません。
⑨ずっと自営業を営んできた人
自営業の人は厚生年金の加入がなく国民年金(老齢基礎年金)だけの人がほとんどです。
厚生年金もプラスされる、サラリーマン人の人と比べてかなり少ない年金支給額で暮らさなくてはなりません。
⑩借金体質の人
事業をしているわけでもなく、すぐに借金に頼る人は危険です。
住宅ローン、自動車ローン、教育ローンなど多額の出費でないことも、ローンにしてしまうのは注意しましょう
金利の高いカードローンや、返済額が変化しないリボルビング払いはやめたほうが賢明です。
Sponsored Link老後にお金に困らない人とは
そして、老後にお金に困らない人の特徴として、
①家計簿をつけて毎月の収支を把握している
②中期的に必要な支出額を正しく把握できている
③老後に国からいくら年金がもらえるか知っている
④退職金や企業年金の仕組みと金額を知っている
⑤しっかりと節約に取り組んでいる
⑥「あれば便利なもの」は買わない。「なければ困るもの」だけ買う
⑦効率的な家計を運営するために、自分で興味を持って調べる習慣がある
⑧年に一回は資産の額を把握し、夫婦で将来のことを話し合っている
ということを挙げています。
老後に必要な資金をしっかりは把握して、計画をもって、無駄遣いせずに節約しているということですね。
老後破産はしたくありませんから、心がけたいですね。
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