定年退職後に確定申告したら源泉徴収所得税が還付されるかも?
50代の人だと定年退職も薄っすら現実味を帯びてきていると思います。
そんなこともあって、定年退職について調べていたら、定年退職した人が結構忘れがちなことで、「所得税の還付漏れ」ということがあるようです。
今回はそのことについて忘備録を兼ねて書かせていただきます。
定年退職と源泉徴収
今は60歳で定年退職という会社がほとんどしょうけど、高年齢者雇用安定法の「高年齢者雇用確保措置」によって継続雇用で65歳まで働くという人も多いでしょうね。
60歳定年で働かずに退職するにしても、65歳まで働いて退職するにしても、退職したら注意しなければいけないことがあります。
サラリーマンの人は給与所得控除や基礎控除とか諸々の控除を会社が計算してくれて、暫定の税額を給料から源泉徴収として天引きされています。
そして、年末調整で所得税を精算して余分に払っていれば還付されたりするんですが、3月年の途中で退職するとその年の年末は会社が計算してくれません。
そのまま何もせずにいると、源泉徴収された税金の還付を受けることができません。
Sponsored Linkその場合、自分で確定申告をして還付を受けることになります。
たとえば、月に40万円の収入がある配偶者1人を扶養している人が、退職する年の1月から3月まで3ヶ月働き、どこにも就職しなかった場合、年収は120万円になります。
年収120万円の場合、給与所得控除や基礎控除、配偶者控除などすると所得税はかかりません。
ところが、毎月源泉徴収で約1.3万円天引きされて受け取っていますが、確定申告をないと、3ヶ月分の約4万円は戻ってきません。
ケースによっては数十万円戻ってくることもあるようです。
ですから、退職して継続雇用や再就職しない場合は、確定申告をするようにしましょう。
また、注意しなければいけないのが、継続雇用なら職場が同じですが、再就職した場合。
再就職した先の担当者がこのような手続きを見落とすなどして、源泉徴収されたままになることもあるからです。
ですから、退職して働かない場合は確定申告することを忘れずにおきましょう。
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