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介護費用の自己負担額の平均金額はいくらかかる?

      2018/05/13

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50代ともなると、定年退職や年金だけでなく介護についても気になってきますね。

親の介護はもとより、自分たちだっていずれ介護が必要な年齢を迎えることになります。

一番気になるのは、介護にかかる費用っていったいどれくらいかかるのか?

老後の資金計画を建てる上でも、介護については外せませんよね。

でも、介護って介護保険に入っているから、そちらからある程度の給付はあるだろうし。

一番気になるのは、介護費用の自己負担額ですよね。

介護状態になった場合、介護費用をいくらくらい自己負担していくのか、まったく何もわからないよりは少しでもイメージできたら安心できるのではないでしょうか?

そこで今回は、介護保険からどれくらい給されて、介護費用の自己負担額はどれくらいなのか?

そのことについて、書かせていただきます。

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介護費用の自己負担額の平均金額はいくらくらい?

生命保険文化センターが平成27年に過去3年間に介護経験がある人に行った「生命保険に関する全国実態調査」で、介護に要した費用(公的介護保険サービスの自己負担費用を含む)が調査されました。

一時的にかかる費用と公的介護保険サービスの自己負担月額費用、介護の期間の平均がありましたので、ご紹介しますね。

一時的にかかる費用

一時的にかかる費用というのは、いろいろありますが、下記のようなものです。

費目 金額
車いす 自走式4万円~15万円
電動式30万円~50万円
有料老人ホーム「介護付就寝利用型」の場合 入居金0~4,000万円前後
月額管理料10万円~30万円
リフト
※工事費別途
据置式20万円~50万円
レール走行式50万円~
ポータブルトイレ 水洗式1万円~4万円
シャワー式10万円~25万円
特殊寝台 15万円~50万円
手すり 廊下・階段・浴室用など 1万円~
階段昇降機
※工事費別途
いす式直線階段用50万円~
調査によれば、分布は下記のとおりです。
一時的に「かかった費用がない」17.3%、次に「15万円未満」が13.9%でですね。
平均をとると、「80万円」となっていますが、これは「100~150万円未満」、「150~200万円未満」、「200万円以上」もありますから、平均を押し上げる結果になっていると思われます。
介護費用 一時的な費用の合計
 
一時的な費用の合計 割合
掛かった費用はない 17.3%
15万円未満 13.9%
15~25万円未満 8.3%
25~50万円未満 7.7%
50~100万円未満 9.%
100~150万円未満 7.9%
150~200万円未満 1.9%
200万円以上 7.1%
不明 26.8%
平均 80万円

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公的介護保険サービスの自己負担月額費用

 公的介護サービスを受けた場合、介護保険からの給付がありますが、年収によって費用の自己負担をする割合が1割とか2割、3割となります。
平均すると7.9万円ということですから、結構かかりますね。
介護費用 月額
月額 割合
支払った費用はない 5.2%
1万円未満 4.9%
1万~2万5千円未満 15.1%
2万5千~5万円未満 10.2%
5万~7万5千円未満 13.8%
7万5千~10万円未満 7.1%
10万~12万5千円未満 9.8%
12万5千~15万円未満 3.4%
15万円以上 16.4%
平均 7.9万円

介護の期間

介護の期間の平均は、4年11ヵ月となっています。

しかし、「4~10年未満」29.9%、「10年以上」15.9%を合わせると、約45%の半分近くになります。

結構長い期間の介護が必要になるようですね。

仮に、月額平均の7.9万円を4年11ヵ月(59.1ヵ月)負担するとなると、約466万円必要ということになります。

これは決して少なくない金額ですね。

介護期間平均

介護期間 割合
6カ月未満 5.8%
6カ月~1年未満 6.2%
1~2年未満 11.6%
2~3年未満 14.2%
3~4年未満 14.5%
4~10年未満 29.9%
10年以上 15.9%
不明 1.9%
平均 4年11ヵ月
(59.1ヵ月)

介護費用の自己負担の平均はどれくらいなのか?について調べましたが、なかなか複雑で多岐にわたっているので平均があてになるかどうかはなんとも言えません。

しかし、目安として考えておいたほうがいいでしょう。

以降、介護保険や介護サービスについて、どんなものがあるのか、少しでも整理をする意味でご紹介しますね。

介護保険のサービスについて

介護保険の自己負担割合

介護サービスを受けた場合、介護保険から給付がありますが、所得によって自己負担する割合がちがってきます。

本人の合計所得金額 世帯収入 負担割合
単身世帯 2人以上の世帯
220万円以上 340万円以上
※年金収入のみの場合は344万円以上
463万円以上 3割
※平成30年8月から
160万円以上 280万円以上
※年金収入のみの場合は280万円以上
346万円以上 2割
上記以外

1割

介護保険から給付があるのは、介護サービス費で、食費、日常生活費、滞在費、宿泊費などは自己負担になります。

サービスの種類 保険給付
(1割・2割・3割負担)
自己負担
訪問介護等 介護サービス費  
通所介護、通所リハビリ 介護サービス費 食費、日常生活費
短期入所 介護サービス費 滞在費、食費、日常生活費
小規模多機能型居宅介護 介護サービス費 宿泊費、食費、日常生活費
グループホーム・特定施設 介護サービス費 居住費、食費、日常生活費
介護保険施設 介護サービス費 居住費、食費、日常生活費

※日常生活費:おむつ代、理容、美容代など

介護サービス支給限度額

介護サービス費が保険から給付されますが、介護度によって支給の限度額が決まっておろ、それを超えた場合は自己負担ということになります。

居宅介護サービス支給限度額

要介護度 介護サービス利用限度額(1ヵ月) 1割負担 2割負担
要支援1 50,030円 5,003円 10,006円
要支援2 104,730円 10,473円 20,946円
要介護1 166,920円 16,692円 33,384円
要介護2 196,160円 19,616円 39,232円
要介護3 269,310円 26,931円 53,862円
要介護4 308,060円 30,806円 61,612円
要介護5 360,650円 36,065円 72,130円

介護保険から給付がある介護サービス費用には以下のようなものがあります。

要介護、要支援など介護度状態によって、介護給付と予防給付になり、サービスの名称はちがいますが、内容はほぼ同じと考えてよさそうです。

介護サービス費 内     容
要介護 要支援
介護給付 予防給付
居宅介護サービス費 介護予防サービス費 居宅の利用者へのサービス
訪問介護
訪問入浴介護
訪問看護
訪問リハビリテーション
通所介護
通所リハビリテーション
福祉用具貸与
短期入所生活介護
短期入所療養介護
特定施設入所者生活介護(短期利用に限る)
地域密着型介護サービス費 地域密着型介護予防サービス費 市町村が事業者の指定をするサービス
定期巡回・随時対応サービス
夜間対応型訪問介護
認知症対応型通所介護
小規模多機能型居宅介護
認知症対応型共同生活介護(短期利用に限る)
地域密着型特定施設入所者生活介護(短期利用に限る)
看護小規模多機能型居宅介護
施設介護サービス費 なし 介護保険施設への入所
介護老人福祉施設
介護老人保健施設
介護療養型医療施設
居宅介護サービス計画費 介護予防サービス計画費 居宅介護支援の報酬、介護予防支援の報酬
特定入所者介護サービス費 特定入所者介護予防サービス費 特定施設入所者生活介護
低所得者が短期入所や介護保険施設に入所した時の食費・居住費の一部が給付される
居宅介護福祉用具購入費 介護予防福祉用具購入費 福祉用具の購入費
年間(毎年4月1日から1年間)で、10万円(1割負担:自己負担1万円、保険給付9万円まで、2割負担:自己負担2万円、保険給付8万円まで)となります。
居宅介護住宅改修費 介護予防住宅改修費 住宅の改修費
1つの住宅につき、20万円(1割負担:自己負担2万円、保険給付18万円まで、2割負担:自己負担4万円保険給付16万円まで)となります。
高額介護サービス費 高額介護予防サービス費 利用者負担が一定額を超えた場合に給付される
高額医療合算介護サービス費 高額医療合算介護予防サービス費 医療保険の自己負担と介護保険の自己負担の合計が一定額を超えた場合に給付される

 

サービスの種類 内容 要支援 (介護予防) 要介護
訪問系 訪問介護(ホームヘルプサービス) ホームヘルパーが自宅を訪問して、入浴や排泄、食事などの世話
訪問入浴介護 巡回入浴車が訪問して、浴槽を持ち運んで入浴
訪問看護 医師の指示で看護婦等が訪問して、療養の世話や必要な診療補助
訪問リハビリテーション 理学療法士や作業療法士が訪問して、必要なリハビリテーション
居宅療養管理指導 医師や歯科医師、薬剤師等が訪問して、診察や療養上の管理・指導
通所系 通所介護(デイサービス) 日帰り介護施設(デイサービスセンター)に通い、そこで入浴や食事の世話、機能訓練等を受ける
通所リハビリテーション(デイケア) 老人保健施設や病院等に通い、そこで必要なリハビリテーションを受ける
短期入所系 短期入所生活介護
(ショートステイ)
特別養護老人ホーム等の福祉施設に短期間入所して、そこで入浴や食事、排泄の世話や機能訓練等を受ける
短期入所生活療養(ショートステイ) 介護老人保健施設や療養型病床群等に短期間入所して、看護や医学的管理下における介護、必要な医療などを受ける
特定施設入所者生活介護 有料老人ホーム等に入所している要介護者が、介護や療養上の世話等を受ける
福祉用具の貸与・購入費の支給(居宅介護福祉用具購入費) 車椅子や特殊ベッド等、厚生労働大臣が定める福祉用具のレンタルおよびその購入費の補助を受ける
住宅改修費の支給(居宅介護住宅改修費) 手すりの取り付けや段差解消等、厚生労働大臣が定めた小規模な改修に対して、一定限度内で実費が支給される
介護予防支援 介護予防サービス計画を作成するとともに、当該介護予防サービス計画に基づく介護予防サービス等の提供が確保されるよう、介護予防サ-ビス事業者その他の者との連絡調整その他の便宜の提供を行う
居宅介護支援 居宅サービス計画を作成するとともに、当該居宅サービス計画に基づく居宅サービス等の提供が確保されるよう、居宅サ-ビス事業者その他の者との連絡調整その他の便宜の提供を行う
介護保険施設 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設) 常に介護を必要とし、自宅で介護が受けられない人が入所して、介護等の世話や機能訓練、健康管理等を受ける
老人保健施設(介護老人保健施設) 病状の安定した人が入所して、家庭復帰のための医療ケアや介護、日常生活上の世話を受ける
介護療養型医療施設 ・療養型病床群
・老人性痴呆疾患療養施設
療養型病床群等に長期療養が必要な方が入所して、介護や機能訓練、その他必要な医療を受ける
地域密着型サービス 地域密着型特定施設入居者生活介護 有料老人ホーム等であって、その入居者が要介護者、その配偶者等に限られるもののうち、入居定員が29人以下であるものに入居し、入浴、排世つ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練及び療養上の世話を受ける
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 入所定員が29人以下の特別養護老人ホームに入所し、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を受ける
夜間対応型訪問介護 夜間において、定期的な巡回訪問により、又は通報を受け、居宅において介護福祉土等の介護員により行われる入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話を受ける
認知症対応型通所介護 認知症である高齢者が、老人デイサービスセンターに通い、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を受ける
小規模多機能型居宅介護 居宅において、又はサービスの拠点に通い、若しくは短期間宿泊し、当該拠点において、入浴、排世つ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を受ける
認知症対応型共同生活介護 認知症である高齢者が、共同生活を営むべき住居において、入浴、排世つ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を受ける 要支援1:X
要支援2:○

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