50代貯蓄額平均の貯金・夫婦・独身・分布はどれくらい？

2015/10/22 2018/02/03

老後資金についてどれくらいの貯蓄をしているのか？

先回の記事で調べました↓

気になる50代に絞ってもう少し詳しく調べてみました。

50代の貯蓄の平均はどれくらいなのか？

先回と同じように、金融広報中央委員会（事務局：日本銀行サービス局）が2014年6月に行った「家計の金融行動に関する世論調査」の結果から抜粋しました。

ここでいう「貯蓄」には、預貯金以外で、金銭信託・貸付信託・生命保険・損害保険・個人年金保険・債券・株式・投信・財形貯蓄・その他「金融資産」として解釈しています。

【二人以上世帯調査概況】
全国 8,000世帯（世帯主が20歳以上でかつ世帯員が２名以上の世帯）
訪問と郵送の複合・選択式で回収率49.4％

【単身世帯調査概況】
全国2,500世帯（20歳以上70歳未満で、単身で世帯を構成する者）
インターネット調査

50代貯蓄額の平均・夫婦・独身

こちらのデータは金融資産を保有していない世帯は含んでいません。

預貯金の平均は夫婦で800万円、独身で802万円ということになります。

「金融資産」の保有平均は先回の記事では金融資産を持っていない世帯も含んだ平均でしたので、50歳代夫婦（二人以上）1,124万円、独身（単身）1,287万円でした。

今回は、金融資産を持っていない世帯は含まない貯蓄額平均で、50歳代夫婦（二人以上）1,643万円、独身（単身）2,020万円となっています。

金融資産を持っている世帯は結構貯蓄しているということですね。

50歳代で貯蓄額（金融資産保有額）はどのようになっているのか分布を調べてみました。

50歳代夫婦（二人以上）で貯蓄なしが29.5%、なんと約3分の1なんですね。

1,000万円以上貯蓄している世帯が約3分の1の33.6%。

50歳代独身（単身）単身では貯蓄なしが36.3％で夫婦（二人以上）より多めの印象です。

1,000万円以上貯蓄している世帯が約3分の1の33.8%で夫婦（二人以上）とほぼ同じの分布です。

50歳代は貯蓄を持っている人は持っているんですね。

50歳代で平均より多い人も少ない人も見えるでしょうけど、定年する60歳まで10年あるかないかの50歳代は老後資金を貯蓄する最後のチャンスといえます。

がんばりましょう！

■老後資金必要額をパソコンで簡単にシミュレーションできる方法を発見しました

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