老後破産とは?高齢者の貧困問題の現実
2015/11/10
目次
老後破産とは
最近、テレビや雑誌でチラホラ特集が組まれている「老後破産」という言葉、50代の私にとっては老後というものがそんなに遠い将来に思えなくて、不安になって調べてみました。
「老後破産」とは、高齢者が生活保護基準より低い収入で生活している状態を言います。
現在、高齢者世帯のなんと約4割が老後破産状態だそうです。
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老後資金シミュレーション、50代アラフィフは生活費いくら必要?
老後破産はNHKスペシャルで放送され衝撃が
この「老後破産」というキーワードが普及したのは、2014年9月28日に放送された、NHKスペシャル「老人漂流社会 “老後破産”の現実」による影響力が大きいと思われます。
↓NHKスペシャル「老人漂流社会 “老後破産”の現実」の動画
NHK 2014 ” 老後 破産 ” 年金だけでは 生活できない 高齢者の 現実 ” 美しい日本 ” の醜い現実
2014年の時点で独居老人の人数が約600万人、このうちの約300万人が貧困状態で、生活保護受給者の約100万人を除いた約200万人の老人が老後破産のような状態で老後を過ごしていると見られている。
老後破産に陥る人というのは、特別な人かといえばそうではないところが恐ろしいところです。
かつては企業に勤務して、そこからのや退職金も受け取り、貯蓄もそれなりにして、老後に対する備えは十分あると思われていた人が多いそうです。
NHKスペシャル老後破産の感想
この番組はかなり衝撃的でした。
私たちは、一生懸命勉強して、いい学校を出て、いい会社に就職をして、退職まで一生懸命働いて、退職金をもらって定年後は年金をもらいながら悠々自適の生活をおくるというライフスタイルをなんの疑いもなく描いてきた人も少なくないのではないでしょうか?
いまや、このセオリーと呼ぶべきあたりまえの生活と思われた生活を送れない危険性が高まっているというわけです。
昔は人生50年と言われた時代もあったようですが、近年は医療技術も目覚ましい進歩を遂げて、平均寿命も上がりました。
長生きすればするほどお金が必要なのは考えてみればあたりまえのことですが、もはや年金も支給年齢を上げたり、支給額を減らしたりしなければ破綻の危機に窮しているといえるようです。
そんな現実を踏まえて人生設計をしなければいけない時代に入ったと考えていいでしょう。
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他にも同じようなテーマで放送されていました。 ↓NHKスペシャル「老人漂流社会 親子共倒れを防げ」の動画
NHKスペシャル「老人漂流社会 親子共倒れを防げ」2015年8月30日(日) 午後9時00分~9時49分
私達の老後を楽しく活き活きしたするためには、50代アラフィフの今から真剣に考えなければいけないような時代に入っているのかもしれません。
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