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老後破産の原因とは? 防ぐために早めに対策を考えよう

      2015/11/09

目次

老後破産は老後にお金がなくなり、破産もしくはそれに近い状態に陥った状態をいいます。

老後に生活に困窮するのは本当に恐ろしいですね。

老後破産とはどのような原因でおこるのでしょう。

今回は老後破産の原因について私なりに考えてみます。

老後破産

老後破産

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老後破産の原因とは

老後破産の原因①長寿

2015年7月30日、厚生労働省が2014年分の平均寿命資料である、簡易生命表の概況を発表しました。

それによると、2014年時点で、日本人の平均寿命は、男性が80.50歳、女性が86.83歳で(世界第1位)とのことです。

長生きすれば当然、生活費や介護や医療などの費用も発生するわけです。

悲しいことですが、生きている限りお金がいるということですね。

老後破産の原因②年金

年金制度ができたのは、1942年(昭和17年)労働者年金保険法が制定されスタートしたそうです。

なんと、第二次世界大戦の真っ只中ですね。

まだこの当時は本土空襲はなかった頃だからできたんでしょうね。

そして、年金と俗に呼ばれる「老齢給付」がの現実にスタートしたのは、1954年(昭和29年)厚生年金保険法の全面改正によるそうです。

それから、1961年(昭和36年)国民年金制度が施行され、「国民皆年金」体制がスタートとなり、様々な改正を繰り返しながら今に至るわけです。

年金受給開始年齢は1942年(昭和17年)男性55歳 、女性は適用除外であったのが、現在は男性65歳、女性60歳となっています。

明治・大正時代は、日本人の平均寿命は40歳代だったそうですが、平均寿命の伸びと、少子化にともなう生産年齢人口の落ち込みもあってどうしてもこの傾向なんでしょうね。

年金受給開始年齢は遅く、支給額は少なくなったために老後破産に陥りやすくなってきたのでしょう。

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老後破産の原因③定年退職金

定年退職金は不景気による企業業績の悪化にともなって、やはり減少傾向のようです。

定年退職金の推移(万円)

大学卒 (管理・事務・技術職)高校卒 (管理・事務・技術職)高校卒
(現業職)
1993年246218161159
1997年286819001291
2002年249921611239
2007年228019701493
2012年194116731128

表は一例ですが、たとえば大学卒 の管理・事務・技術職の1997年時点は2868万円であったのが、2012年では1941万円で927万円も減少しています。

老後の暮らしの大きな原資である退職金の減少は厳しいですね。

老後破産の原因④個人的な問題

老後破産の原因として当然の事ながら、個人的問題も大きく影響しますね。

浪費癖があったり、子供がニートで親が面倒みていたり、親の介護の問題でお金がかかったり、事業に失敗して借金をかかえたり、無理な住宅ローンを組んでローンが返せなかったり・・・まあいろいろあるでしょう。

老後破産は年金が生活費より少ないことで、貯金を切り崩して暮らしていたのが、貯金がなくなり破産状態に陥ることです。

老後破産の原因を①②③④と考えてみましたが、私達が自分でなんとかできるのは④の個人のことだけのような気がします。

ですから、老後を見据えて、できるだけ早く計画を立てる必要性を感じます。

老後破産を防ぐための対策は早ければ早いほど有利でしょう。

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