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上流老人、中流老人、下流老人の定義とは?何が原因で差がつく?

      2016/12/07

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週刊ポストを読んでいたら興味深い記事が載っていましたのでご紹介しますね。

記事名は『「高齢者格差」の統計データが示す驚愕の結果を大公開!上流老人 中流老人 下流老人 固定化するその境界線がわかった 』というものです。

内容は11年前のベストセラー「下流社会」 (光文社新書)の著者 三浦展氏の著書「下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人」 (光文社新書)の内容で下流老人の実像を浮かび上がらせていると紹介しているものです。

下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 (光文社新書)

それは、三菱総合研究所による最新のシニア調査やカルチャースタディーズ研究所(所長:三浦展氏)によるアンケート調査の結果を元に高齢者の経済状況やライフスタイルを分析し、その結果から高齢者を「上流老人」「中流老人」「下流老人」の3階層に分類して格差の実態を明らかにしたというもの。

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上流老人、中流老人、下流老人の定義とは?

では「上流老人」、「中流老人」、「下流老人」はどのように定義されているのでしょう?

三浦展氏は、金融資産が「2000万円以上」を「上流老人」、「500万円未満」を「下流老人」、その中間つまり、「500万円以上2000万円未満」を「中流老人」と分類しています。

このように線引をすると、「上流老人」「中流老人」「下流老人」の数がほぼ1/3に分かれるそうです。

そしてなんと、60代の34.5%が下流老人(金融資産500万円未満)に該当するのだそうです。

そして、60代の時点で「上流老人」「中流老人」「下流老人」というのはほぼ決定してしまい、「下流老人」が「中流老人」や「上流老人」に上がっていくことはほとんどなく、死ぬまでこのランクに変動はないということです。

恐ろしいことですね。

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上流老人、中流老人、下流老人の差は一体何が原因?

それでは、なぜこのような差が生まれるのか?

調査では、上流老人ほど国債や外国為替、株式などの有価証券や、賃貸用不動産(土地の賃料や賃貸マンション・アパート家賃収入など)などを保有しているということです。

つまり、退職後も年金以外に収入を得るための収入源を確保しているわけです。

金融資産2000万~3000万円未満(上流老人)の44.7%が投資信託を購入しているのに対し、下流老人は200万~500万円未満で12.2%、200万円未満になると1.4%しか投資信託を持っていません。

また、内閣府の「高齢者の経済生活に関する意識調査」によれば、貯蓄2000万円(上流老人)を堺に賃貸用不動産の保有率が大きく上昇するようです。

貯蓄 賃貸不動産所有率
2000万円未満(中流老人・下流老人) 10%
2000万円以上~3000万円未満(上流老人) 16.8%
3000万円以上~5000万円未満(上流老人) 20%
5000万円以上(上流老人) 30.2%

しかし、貯蓄500万円未満(下流老人)になると3%くらいになってしまうそうです。

逆に、65歳を超えてマンションやアパートなど賃貸物件に住んでいる人の割合は、下流老人ほど多い。

金融資産 賃貸物件に住んでいる
2000万円以上(下流老人) 17.2%
500万円以上2000万円未満(中流老人) 9%
2000万円以上(上流老人) 4.2%

上流老人は賃貸物件で収入があるのに対して、下流老人は賃貸物件に住んで家賃を支出しているというわけです。

また、40代以降に大病や大ケガをしても、仕事を辞めるなど収入が断たれると、下流老人になるリスクは高いようです。

 

お金に対する意識も上流老人と下流老人では大きくちがいます。

上流老人にとってお金は消費の手段ではなく、お金を増やすための手段で、貴金属や金融商品を購入するのに対して、下流老人は宝くじを買う人が多い。

貯蓄の目的は何か?に対して、上流老人の85%以上が「老後の備え」と回答し、下流老人では「急な時の備え」との回答した割合が高く意識の差があらわれているということです。

上流でも不幸、下流でも幸福?

ところが、幸せを感じる度合いはお金があるかないかには比例しないようです。

シニア調査で「幸せか?」の問いに対して、金融資産200万円得未満の「超下流老人」の53.8%が「幸せ」と回答しているようです。

逆に「上流老人」の20%以上が「どちらともいえない」「幸せではない」と回答しているそうですから興味深いですね。

「上流老人」で「幸せではない」という人の30%が「夫婦生活があまりうまくいかなかった」(「幸せ」は1.6%)、22.5%が「もっと恋愛をしておけばよかった」(「幸せ」は6.5%)と回答しているようです。

この本はその他ライフスタイルや悩み、健康などについても調査結果が載っていますので、高齢者の生活の実態がイメージできると思いますのでおすすめですね。

下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 (光文社新書)

確かに幸せを感じるのはお金だけではありません。

とは言っても、お金はあってもじゃまになりませんから、あるにこしたことはないですよね。

40代、50代のうちに年金以外の収入を確保するよう、勉強や努力をしたほうが楽しい老後がおくれそうですよね。

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