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個人年金の加入率や民間医療保険・民間介護保険の加入率はどれくらい?

   

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個人年金とは?

個人年金とは国民年金や厚生年金などの公的年金とはちがう、いわゆる民間の保険会社などの貯蓄型生命保険のことです。

個人年金保険ともいいます。

定年退職して老後の生活を考えてみたときに、「公的年金だけではどうも頼りなさそうだ」と感じている人も少なくないでしょう。

そんな人向けに生命保険会社などが開発した商品といえます。

契約時に定めた年齢(60歳、65歳など)から、一定額の年金が一定期間(5年、 10年など)受け取れる「確定年金型」もしくは死ぬまで受け取れる「終身年金型」、運用状況によって年金額が増減する「変額型」などがあります。

この個人年金に加入すると、損するのか得するのかは別にして、どれくらいの人が加入しているのか興味があったので調べてみました。

参考にした資料は、厚生労働省が発表した「平成27年 社会保障における公的・私的サービスに関する意識調査報告書」というものです。

20歳以上の13,420人が調査対象で、有効回収率73.1%です。

公的医療保険制度(健康保険など)や介護保険以外の民間医療保険、民間介護保険の加入率も資料にありましたので、合わせてご紹介しますね。

以下資料の結果をかいつまんでご説明します。

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個人年金の加入率

個人年金の加入率ですが、全体では28.4%で、年齢階級が上がるに連れて50代の39.7%をピークに、60代以降は20%台と下っていきます。

やはり若い年齢のうちは「老後」と言ってもピンとこないでしょうし、長期間に渡って保険料を支払うことの負担や、保険会社が倒産するなどのリスクも頭をよぎるんでしょうね。

40代、50代ともなれば、うっすらと老後生活が見えてきますので、加入率が高くなるのはわかります。

60代以降の加入率、特に70代の加入率が下がるのは、個人年金保険は今から38年ほど前の昭和54(1979)年以降あたりで販売が始まったようですので、70代の人が40代や50代の頃には充分に普及していなかったことも背景にありそうです。

年齢階級別にみた個人年金への加入状況

出典:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12605000-Seisakutoukatsukan-Seisakuhyoukakanshitsu/h27houkokusho_2.pdf

それにしても、50代の加入率39.7%とおよそ4割の人が加入しているということは意外でした。

では、どうして個人年金に加入しているのでしょう?

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個人年金に加入している理由

個人年金に加入している理由としては、「公的年金制度の将来に不安があるから」が56.9%と一番多く、次いで「公的年金だけでは、生活に不安があるから」の25.8%です。

次に多いのが「公的年金で基本的な部分は賄えると思うがよりよい生活がしたいから」ですが、3.7%とガクンと下がります。

個人年金に加入している理由

出典:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12605000-Seisakutoukatsukan-Seisakuhyoukakanshitsu/h27houkokusho_2.pdf

やはり、個人年金に加入している理由は、年金制度や年金だけでは充分な生活ができないという不安が加入に走らせているようです。

他に「家族や友人に勧められたから」3.4%や「勧誘されたから」4%と、人間関係によって加入しているという傾向も見て取れます。

個人年金に加入していない理由

個人年金に加入していない理由で断トツに多いのは、「保険料を払えないから」の55.6%。

個人年金に加入していない理由

出典:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12605000-Seisakutoukatsukan-Seisakuhyoukakanshitsu/h27houkokusho_2.pdf

これは、所得階級別に見た個人年金への加入状況を見れば明らかです。

所得が高い人ほど加入率が高くなっている傾向があることがわかります。

等価所得階級別にみた個人年金への加入状況

出典:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12605000-Seisakutoukatsukan-Seisakuhyoukakanshitsu/h27houkokusho_2.pdf

生活するのが精一杯で、毎月の貯蓄すらままならなければ、個人年金には加入しませんからね。

40代や50代の人の加入率が高い傾向にあるのは、年収が高いということも理由のひとつでしょうね。

民間医療保険・民間介護保険の加入率

一方、民間医療保険、民間介護保険の加入率は全体で72.1%です。

年齢階級別には40代(85.7%)や50代(84.4%)の人が一番高いですね。

やはり、健康に対する意識も高くなり始める年齢ですからね。

年齢階級別にみた民間の医療保険や介護保険への加入状況

出典:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12605000-Seisakutoukatsukan-Seisakuhyoukakanshitsu/h27houkokusho_2.pdf

加入率が72.1%とは結構高い数字に思えます。

しかし、この数字は民間医療保険または民間介護保険に加入している人の数字です。

内訳を見てみると、民間医療保険のみに加入している人が72.6%とほとんどで、民間医療保険と民間介護保険の両方に加入している人の26.4%と合せると99%になります。

これによれば、民間介護保険のみに加入している人は1%程度ということになります。

ですが、民間介護保険に加入している人は、民間医療保険と民間介護保険の両方に加入している人26.4%と民間介護保険のみに加入している人1%を合せた27.4%ということになります。

つまり、民間医療保険または民間介護保険に加入している人72%の中で、100%近くの人が民間医療保険に加入しており、3割近くの人が民間介護保険に加入しているということになります。

年齢階級別にみた民間の医療保険・介護保険別の加入状況

出典:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12605000-Seisakutoukatsukan-Seisakuhyoukakanshitsu/h27houkokusho_2.pdf

民間の医療保険や介護保険に加入している理由

民間の医療保険や介護保険に加入している理由としては、「公的医療保険や公的介護保険の自己負担分を補うため」56.3%、次いで「治りにくい病気にかかり治療が長期化することに備えて」が 46.9%、「公的医療保険で賄えない高度の医療や投薬を受けるかもしれない
から」が 32.6%です。

やはり、病気や介護状態になったときの不安は大きいですからね。

民間の医療保険や介護保険に加入している理由

出典:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12605000-Seisakutoukatsukan-Seisakuhyoukakanshitsu/h27houkokusho_2.pdf

民間の医療保険や介護保険に加入していない理由

民間の医療保険や介護保険に加入していない理由としては、「保険料を払えないから」が最も多く51.2%、次いで「公的医療保険や公的介護保険に満足(信用)しているから」が 28.3%です。

民間の医療保険や介護保険に加入していない理由

出典:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12605000-Seisakutoukatsukan-Seisakuhyoukakanshitsu/h27houkokusho_2.pdf

資料は割愛しますが、やはり個人年金と同じで、年収が高くなるほど加入率が高い傾向があるので、「保険料を払えないから」というのは、お金に余裕がない人は加入しないということです。

これは当たり前と言えばそうですよね。

まとめ

以上のことからまとめると、個人年金の加入率は28.4%、民間医療保険の加入率は71.2%(72%x99%)、民間介護保険の加入率は19.7%(72%x27.4%)ということになるでしょうか。

つまり、個人年金は約3割、民間医療保険は約7割、民間介護保険は約2割の人が加入しているということですね。

民間医療保険はかなり普及しているので、私の身近な感触としてうなずけますが、個人年金も民間介護保険も意外に加入率が高い感じがしました。

やはり、健康やお金に対する将来不安が大きくなってきているんですかね。

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