50代アラフィフから考えるゆとりある老後の資金戦略

50代アラフィフが楽しい老後の生活を送るために、老後の資金計画や資金づくり、健康・趣味・楽しみ方などの情報をお届けします

*

トンチン保険とは?意味や仕組みを調べてみた

      2017/09/03

LINEで送る
Pocket

トンチン保険とは?

トンチン保険という保険に注目が集まり始めているようです。

トンチン保険とは、死亡保障や、解約払戻金を低く設定することで、その分生きている加入者が年金を大きくする受け取れる保険のことです。

日本人の平均寿命は年々上昇しており、2015年の時点で男性が80.79歳 、女性が87.05歳になってきています。

さらに、100歳以上になる人の人口も年々増加しており、2015年時点で61,568人で、2050年にはその10倍を超える約70万人に増えると予測されています。

人生80年どころか、人生100年時代に移行しているわけですね。

そのような背景もあって、人生100年時代、いわゆる「長生きリスク」に備えた保険商品として、保険会社各社がぞくぞくと商品を開発してきています。

Sponsored Link

トンチン保険の意味は?

トンチン保険という言葉は聞き慣れないですよね。

私は正直、最初この言葉を耳にしたとき、一瞬ですがトンチンカンな保険?という印象を持ってしまいました(笑)

もちろんトンチンカンな保険という意味ではありません(笑)

そこで、トンチン保険のトンチンというのはどんな意味があるのか調べてみました。

トンチンとは、イタリア、ナポリ生れの銀行家、ロレンツォ・トンティ(Lorenzo Tonti)が考案した年金制度、トンチン(tontine)年金から由来するものです。

トンチン年金は、17世紀、ルイ14世時代のフランス財政改善のため建策した年金制度で、発案者トンティ(Tonti)の名にちなんで、トンチン(tontine)としたわけですね。

トンチン年金は、小口出資を広く募集し大量の資金を集め、出資者の年齢群によって分類し、それぞれの集団ごとに出資に対する利子相当額を毎年支給し、その集団の生存者で分配する仕組みです。

Sponsored Link

トンチン保険の仕組みは?

トンチン保険の仕組みは、死亡時の保険金を抑えることで、生き残っている人で分配して保険金を大きく受け取れる仕組みです。

トンチン保険のしくみ

死亡時の保険金が契約後の一定期間減額されたり、死亡保険金がなくなる代わり、長生きするほど多く保険金を受け取れるわけです。

「長生きするほど得をする保険」ですが、これは逆に考えれば「亡くなる人が多いほど生存者が得をする」ともいえるわけで、反道徳的商品であるという批判もあるようです。

しかし、公的年金にしても、年金を充分受け取る前に死んでしまえば、損をしますし、長生きすればするほど得をする意味では、あまり変わらないのではという気がします。

トンチン保険の年金の受け取り方は、各生命保険会社で様々な発売されていますが、大きく分けて受け取れる年数が決まっている「年数確定年金」と死ぬまで年金を受け取れる「終身年金」の2種類があります。

トンチン保険のメリット・デメリット

トンチン保険のメリットはやはり、長生きリスクに供えることができるという点でしょう。

長生きした場合、終身タイプの年金があることです。

終身タイプの年金は公的年金以外の年金、たとえば企業年金やiDeCo(個人型確定拠出年金)などではありません。

でも、長生きリスクに備えるなら、公的年金の繰り下げ受給をすれば、年金は多くもらえますから、まずはそちらを検討してみるのもいいかもしれませんね。

トンチン保険のデメリットは、払い込んだ保険料に対する、受給できる年金額の損益分岐点が90歳前後となり、かなり高齢にならないと損をするということになっています。

さらに、年金を支給する保険会社は民間企業ですので、倒産のリクスも頭においておいたほうがいいでしょう。

生命保険各社のトンチン保険

トンチン保険は各生命保険会社から、様々なものが商品としてあるようですが、参考までに代表的なものを載せます。

日本生命のトンチン保険 グランエイジ

契約年齢範囲は50歳~87歳

・10年確定年金
・5年保証+終身年金

下のケースは5年保証+終身年金の場合です。

 

グランエイジ 男性 女性
加入年齢 50歳 50歳
払込満了年齢
年金開始年齢
70歳 70歳
月払保険料 50790円 62526円
払込総額 1218万9600円 1500万6240円
年金額 60万円 60万円
年金総額 1800万円 1800万円
返戻率(99歳) 147.6% 119.9%
損益分岐年齢 90歳 95歳

第一生命のトンチン保険 ながいき物語

契約年齢範囲は50歳~80歳

・5年確定年金
・10年確定年金
・15年確定年金
・10年保証+終身年金

下のケースは10年保証+終身年金の場合です。

ながいき物語 男性 女性
加入年齢 50歳 50歳
払込満了年齢
年金開始年齢
70歳 70歳
月払保険料 48000円 60000円
払込総額 1152万円 1440万円
年金額 60万5800円 60万8500円
年金総額 1817万4000円 1825万5000円
返戻率(99歳) 157.76% 126.77%
損益分岐年齢 89歳 93歳

トンチン保険はメットライフアリコや太陽生命、かんぽ生命保険など、他の保険会社でも扱い始めているようです。

生命保険関連記事↓

個人年金保険と個人型確定拠出年金の違いを比較一覧表にしてみた

生命保険の基本形3種類、定期・養老・終身とは?定期付き終身保険の問題とは?

50代アラフィフの生命保険見直しと考え方

生命保険の選び方や見直しのポイントになる考え方

 - 保険の見直し, 年金以外の収入 , ,