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老後資金の必要額を考えるのに老後の生活費用の平均内訳を調べてみた

      2016/07/22

目次

老後の年金生活はどんな感じになるのかイメージが今ひとつ湧かないという人も多いのではないでしょうか?

老後の資金がいくら必要なのかを考えるのに、「老後」つまり定年退職してから老後の生活費はどのようにかかって、内訳はどのようになるのか知りたかったので、いろいろ調べていましたら、参考になる資料がありましたので、抜粋してご紹介しますね。

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老後の生活費はいくらかかるのか

総務省統計局(日本の統計の中核機関)が発表した「家計調査年報(家計収支編)平成26年(2014年)」という資料です。

総務省統計局の統計ですから、全国平均と解釈していいでしょう。

「家計調査年報(家計収支編)平成26年(2014年)」の中にわかりやすい図表がありましたので掲載します。

高齢無職世帯の家計収支(総世帯)という資料です。

高齢無職世帯は世帯主が60歳以上の無職世帯、つまり年金収入だけということですね。

総世帯ですから、夫婦も単身世帯も含んでいます。

高齢無職世帯の家計収支(総世帯)-2014年-

高齢無職世帯の家計収支(総世帯)-2014年-

この資料からいけば、収入合計は170,638円で内訳は社会保障給付つまり年金が146,668円その他収入が23,970円あるということですね。

そして、非消費支出(税金、健康保険料、社会保険料など)が22,878円あり、消費支出は207,370円ということですので、支出合計は230,248円ということになります。

先ほどの収入合計170,638円から支出合計230,248円をマイナス引くと59,610円不足ということになります。

これは大変なことですね。

60歳から85歳まで生きるとすると、約6万円不足すれば25年で1,800万円不足することになります。

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老後の生活費用の内訳は?

支出合計230,248円のうち、税金・保険料等以外の消費支出207,370円の内訳はどのようになっているのか表にしました。

費用割合(%)支出額(円)
食料25.653,188
住居7.214,878
光熱・水道9.419,525
家具・家事用品4.08,364
被服及び履物3.06,250
保健医療5.812,087
交通・通信11.122,961
教育0.1245
教養娯楽10.822,484
その他の消費支出22.947,388

食料、住居、光熱・水道の合計は87,591円かかっていますが仕方ないですね。

住居費は持ち家の人も賃貸住宅の人も含んででしょうから、賃貸住宅の人はもう少し高くなるかもしれませんね。

交通・通信が22,961円と意外にかかっていますね。

交通・通信は増加傾向にあるそうです。

今やインターネットや携帯電話やスマートホンは必需品ですからね。

その他の消費支出47,388円のうち、交際費が消費支出の11%、23,399円かかっています。

しかし、交際も大切ですからね。

さらに細かい内訳はわかりませんが、だいたいのイメージはつかめたかと思います。

しかし、これって今の年金支給レベルでの話ですから、40代、50代が年金をもらう頃にはどうなっているのか不安です。

今回は夫婦も独身も含んだ平均の高齢無職世帯のデータですので、夫婦と独身ではどう変わるのか調べてみたいと思います。

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